東洋医学という選択を
私は、医学生時代からヨーロッパ・中近東・インドなど当時、日本人が殆ど旅行をしないような発展途上国などを放浪していました。
卒業後は、大学の医局でほかの医師と切磋琢磨しながら医療に明け暮れる毎日を過ごしていましたが、学生の頃の経験などが影響してか、西洋医学や現代医学から、徐々に違う方向を追い求めるようになったのです。

現代医学で用いる医薬品は、あくまでも病気のメカニズムをコントロールしようとするものです。
例えば、抗がん剤は、がんが発生し増殖するメカニズムを治そうとするのではなく、がんだけを消そうとするために、根本的な療法とは言えません。
また、免疫機能を低下させるなどの副作用も考慮しなければなりません。病気のメカニズムが未解明な病気には、医薬品は対症療法的な手段になりますので薬物療法にも限界があります。
なぜに苦しんでいて、何が原因なのかを患者さん自身が自覚し、少しずつ物の見方や考え方を変えていくことが、本当の意味での当クリニックの治療となると考えています。
私自身は、現代医学を否定している訳ではありません。西洋医学・東洋医学両方の特徴を活かし、現在の患者様の状態に最適な選択をすることが大切だと考えているのです。
西洋医学だけではなく、生命の本質に迫るホリスティック医学や人間の本来持つ自然治癒力を高める様な東洋医学のメリットも活かし、一緒に健康を取り戻していきましょう。
ホリスティック医学とは
ホリスティック医学とは人間を「体・心・気・霊性」という全体でとらえ、自然治癒力を原点におく考え方です。体の一部が悪くなった際に、その一部だけを見るのではなく、体全体のバランスの乱れなどを見ることで、根本的な治療を目指していくと言うものです。これは東洋医学にも通ずる考え方です。
ご挨拶
略歴
昭和53年3月 | 東京医科大学 卒業 |
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昭和53年4月 | 東京医科大学 精神医学教室入局 |
昭和54年5月 | 東京医科大学 助手 |
昭和58年9月 |
東京医科大学 高等看護学校非常勤講師 |
昭和62年10月 | 医療法人木村病院 勤務 |
平成1年10月 | 東京医科大学 客員講師 |
平成2年2月 | ホリスティックヘルス研究所 設立 |
平成5年11月 | 村上クリニック 開設 |
平成10年3月 | ホロス松戸クリニック 開設 |
資格・学会会員
医師免許証
医学博士号
精神保健指定医 取得
日本精神神経学会
日本社会精神医学会
日本温泉気候物理医学会
温泉療法医
漢方栄養医
大学時代の専門 -精神医学-
「精神分裂病とCTスキャンによって示される脳の形態学的研究」で学位を取得。風景空間と言語、時間と空間の認知などの研究を行う。
著作 悩んでいたいですか?―心の予防医学をめざして<文芸社>